華麗なる藻一族

シルシル☆モモコサンデー

放射性セシウムに汚染された福島県、宮城県、岩手県産の牛肉が市場に流通したことから、今まで「市場に出回っているものは安全です」という呪文にかけられていた主婦たちは、一気に迷宮入り!

家族に何を食べさせたらいいの?
放射線物質による土壌汚染、海水汚染、さらに流通システムで全国の食が危なくなる?

戦後最大の危機に直面した日本。
この負の遺産を将来背負って行くのは、今の子供達。

経済的側面に目が行きがちな男性に比べ、女性は、将来を支える子ども達や妊婦さん、これから妊娠可能な若い女性達を心配しています。

政府に頼っていられない今、子ども達やこれから妊娠可能な女性を守るために、私達は何をすればいいのでしょうか?

というわけで、今回は、市民団体「放射能防御プロジェクト」のメンバーで、放射能対策問題に取り組む内科医、土井里紗先生に放射能に負けない体を作る方法をレクチャーしていただきました!

「自分たちの体は、自分たちで守るしかありません。家庭で手軽に出来る事から、始めてみてください」


土井 里紗 先生

土井 里紗 先生 Risa Doi
広大付属福山高校、愛媛大学医学部医学科卒
京王プラザホテル内・プラザ30階クリニック副院長
日本内科学会、日本糖尿病学会、日本抗加齢医学会、
日本皮膚科学会正会員
市民団体「放射能防御プロジェクト」メンバー

【著書】
「内科医が教える放射能に負けない体の作り方」(光文社新書)
「30代からのシンプル・ダイエット」(マガジンハウス)
「食べても食べても太らない食べかた」(日東書院)

医学界でも低線量被爆の影響は未知数で様々な論議がある

山咲 「放射能防御プロジェクト」が、8月8日に記者会見で発表をされた「全国土壌汚染調査」についてお伺いします。第1回目は首都圏150ヶ所を調査されたということですが、汚染の実態はどのようなものだったでしょうか?
土井先生 市民団体による大規模な土壌汚染調査は、今回が初めてで、条件は政府の方法と同じく統一的なやり方で行いました。首都圏にはチェルノブイリ級の汚染はないといわれていましたが、今回の調査で分かったことは、空間線量の測定でホットスポットと呼ばれる地域には、土壌でも概ね高い値がでており、第3区域(希望移住区域)、第2区域(一時移住区域、埼玉県三郷市早稲田)となる値が検出されました。それ以外の地域でもチェルノブイリにおける、第4区域(放射線管理区域)に相当するスポットが点在していました。また、6万Bq/kg(ベクレル/キログラム)という驚くべき高い数値が、豊島区巣鴨の道路の脇に集められた砂から検出されました。道路わきの砂は、容易に広がる可能性があり、風が強い時は、皮膚に付着したり、吸いこんでしまうことが懸念されます。
山咲 すると、どうなるのでしょう?
土井先生 首都圏の砂や土には、セシウムだけでなくストロンチウムなどの放射性物質を含んでいる可能性もあります。これらの放射性物質はβ線を出します。そのため、β線皮膚炎を起こしたり、粘膜の刺激を起こすことが考えられます。(※セシウムはγ線とベータ線両方出します。)
山咲 ヨウ素は半減期が短いことから、現在問題とするのは、セシウム(Cs-137、Cs-134)とストロンチウム(Sr-90 Sr-89)でよろしいですか?生体内では、セシウムはカリウムと、ストロンチウムはカルシウムと同じ挙動をとるとされていますが、セシウムよりストロンチウムの方が、骨に沈着するため生体内に取り込まれる可能性が高く、骨肉腫などの原因になると聞いています。セシウムとストロンチウムの人間の体への詳しい影響を教えてください。
土井先生 土壌調査では、ある地域にヨウ素が発見されました。これは、最近福島原発から飛散してきたものか、3月の事故の際に高濃度降り積もったものが今でも残っているものかははっきりしません。ウランやプルトニウムも含まれているのではないかという予測はありますが、現時点では行政による調査が行われていないので何とも言えません。セシウムは、体全体に拡散しますので影響する範囲は全身に及びます。どこの細胞にも入っていき、あらゆる臓器に影響するのがセシウムの特徴です。しかし、生物的半減期が大人の場合90日と短いため新たな摂取がなければ体の外に出やすいとされています。しかし、ストロンチウムは、選択的に骨に集まり、生物学的半減期は49年、物理学的半減期は29年と長いため体に留まりやすいとされています。また、先ほども言いましたがストロンチウムはβ線を出します。β線は1個のストロンチウムから半径10mmのところへ高密度に影響を与えます。その範囲にある1個の細胞でも発がんしたら、それがどんどん増えてがんの塊になる可能性があります。
山咲 なんだか怖くなってきましたが……これだけ首都圏に高い線量を出す砂や土があると、逃げ場がないですね。
土井先生 首都圏にいて被曝しないとは言い切れません。
※今回の土壌検査の結果について詳しく知りたい方は、「放射防御プロジェクト」のHPをご参照ださい。
 HP:http://www.radiationdefense.jp/
山咲 私達が今、自分たちを守るために出来る事は何でしょうか?
土井先生 放射線防御は、まず体に入れないことが基本になりますが、環境にこれだけ放射性物質があると、体に入ってくるのは仕方ありません。汚染に関してとても気をつけている家庭の子どもでも、尿中からセシウムが検出されたという報告があります。更なる対策として放射能に負けない体を作るしかないですね。
山咲 先生は、「放射能に負けない体の作り方」という本を最近出版されましたが、書籍にその方法が書かれているのですか?
土井先生 まず、放射性物質を体内に取り込まず、いかに便として排出させるかが大切になってきます。この本には、放射性物質の排出の他に、放射線の影響による酸化を防ぐ方法、ガンや感染症にかからないよう免疫力をあげる方法など、生活レベルでできることを書いています。
山咲 どうしてこの本を書こうと思ったのですか?
土井先生 放射線被曝による病気は、甲状腺がんや白血病、不妊などが知られていますが、それ以外の一般的な疾患が増えるという報告もあります。
過去のチェルノブイリを代表とする原発事故で、中枢神経の障害、不整脈、ホルモン異常、生殖系の影響、感染症、皮膚炎、アレルギーなどが増えたと報告されています。日本でも、これらの疾患が増える可能性はあります。ですが、低線量被爆における体への影響は専門家の間でも論議が交わされており、今のところ、放射線とこれらの疾患は、相関関係はあるけれど因果関係は証明がされていません。
例え放射線の影響でこれらの病気になっても、放射線との因果関係を証明することは今現在不可能と言えるでしょう。ですから、病気になってからなんとかするのではなく、生活レベルでできることで病気を防いでもらいたいと思い本を書きました。とくに子どもを持つお母様や、妊婦の方、また私のようにこれから妊娠の可能性がある方には読んでいただきたい1冊です。
◎内容紹介
「放射線に負けない体を作る方法とは、生活習慣病、がん、アレルギーなど、現代人の多くの病気や、老化に負けない体を作ることにつながります。放射線障害を含むこれらの病気には、活性酸素という体のサビが関与しており、発症や悪化には、食や生活習慣が大きく関わるからです。また重金属や化学物質などの有害物質を除去する方法で、放射性物質を取り除くこともできます。本書では、すぐに実践できる具体的な放射線対策に加え、多くの病気対策にも通じる食事法や栄養療法、生活習慣、デトックス(解毒)法を紹介します。」

排出作用と抗酸化作用を高める食生活で防御

山咲 放射線に負けない体をつくるにはどうしたらいいでしょうか?
土井先生 放射性物質に対して排出作用がある食品を摂ることです。例えば、ワカメやコンブなどの海藻に含まれる、アルギン酸ナトリウムは、放射物質と親和性が高いとされています。他にはキトサン、玄米に含まれるフィチン酸などにも排出作用があるとされています。ただし、放射性物質を吸着するものは、身体に必要な必須ミネラルも吸着してしまう場合があるので、ミネラル不足に注意して下さい。また、人間は70%水で出来ていますが、その水に放射線があたると、強力な酸化作用のあるヒドロキシラジカルという活性酸素(もしくは酸化物)があらわれますので、排出作用とともに抗酸化作用のある食品を摂る事をおすすめします。
山咲 抗酸化作用のある食品や栄養成分にはどのようなものがありますか?
土井先生 βカロチン、ビタミンC、E、フィトケミカル(ポリフェノールなど)などで、具体的には緑黄色野菜、果物、穀物、赤ワインや緑茶(カテキン)などに多く含まれています。偏らずにバランスよく食べることで相乗効果を得ることが期待できます。
山咲 しかし、スーパーなどで食品を買う場合、被曝した牛肉が市場に出回ったことから、不安は高まる一方です。例えば、海藻が良いとはいうものの、現在、放射性物質は海底に沈んでいると聞き、ワカメやコンブも心配です。一体何を食べればいいのでしょうか?
土井先生 海藻類は、震災前に収穫した乾物、または加工品で摂るのがいいでしょう。
山咲 現在は、食品に対する暫定規制値として、500Bq/kgとされていますが、震災以前は、370Bq/kgでした。厚生労働省は、この値より1Bq/kgでも多い食品は輸入を許可していませんでした。また、WHOは10Bq/kgと大変低い値を提唱しています。子どもや妊婦さんにも、500Bq/kgという値を適応して、果たして大丈夫なのでしょうか?
土井先生 この値は、ICRP(国際放射線防護委員会)の勧告を元に厚生労働省が決定したものですが、ICRPの元科学事務局長ジャック・ヴァレンティン博士は、インタビュー記事によると「このモデルは誤っていた、内部被曝について最大900倍もの過小評価(エラー)がある」と話しています。つまり、間違っていたと証言しているのです。放射性が土壌にばら撒かれて持続的な内部被曝の可能性がある現状では、私はこの値を一般人、とくに放射線の感受性が高い子ども達へ適用するには疑問がありますね。どんなに低線量でも、影響はないとはいえません。ICRPも、「どんなに低線量でもゼロでなければ、リスクはゼロではない」と言っています。
山咲 現在食品の検査は、野菜などはスポット的に行っているだけで、すべての野菜を検査しているわけではありません。たとえ検査済みでも「この食品は検査の結果○○Bq/kgでした」という表示もありません。先日、スーパーマーケットで「太平洋産」と表示に書かれた魚を見つけ、とても不安になりました。水産庁では「福島県では漁業は行われていないので、今市場に出回っている魚は安全です」と言っていますが、”太平洋産”と書かれてしまうと、どこだかわかりません。あいまいな産地表示や検査に、食品の選び方はどうしたらいいのでしょう?
土井先生 子どもや妊婦さんには、なるべく汚染されていないものを選んだ方が良いですね。産地を選んだり、空気や水(汚染されていないことが条件)が管理された工場内で水耕栽培されたものなら、まず安全でしょう。世の中オーガニックブームですが、有機農法で使われている肥料となる腐葉土が汚染されている場合もありますから、オーガニックだから安心安全とは言い切れなくなりました。
山咲 誰が、どのような環境で作ったかという、「生産者の顔」まで気にするようになり、「これが放射能に負けない体を作る食品ですよ」といっても、それが作られる環境、つまり、生産者の管理レベルによって、食品に含まれる栄養素の量が大きく違ったり、逆に環境ホルモンなど有害なものが含まれているといわれていますが、どうしたらいいでしょうか?
土井先生 何に重きをおくかですね。化学物質に汚染されている地域もありますので、すべてを排除しようとしたら、日本全国のものが食べられなくなりますよ。神経質になりすぎると今度はストレスが引き起こす色々な病気の原因になりますから、ほどほどに。
山咲 確かに…。ほとんどの食品を疑うあまり、偏った食生活をして健康を害したら意味がありませんからね。排出作用や抗酸化作用のある食品をバランスよく食べるようにしたいと思います。
土井先生 日常的に被曝が懸念される今は、自分たちの体は、自分たちで守るしかありません。家庭で手軽に出来る事から、始めてみてください。


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