いとうゆき

日本リビングフード協会代表
ベジタリアン料理研究家 

米国テンプル大学卒。卒業後は東南アジアに暮らす。海外生活を通じて世界のベジタリアン料理と思想に触れる。帰国後、大手百貨店に勤務するが、昇進と同時に体調を崩し、入院。この時に独学で自然食や漢方など代替療法を学び、それを取り入れて体質改善に成功。のちに調理師免許を取得して、さらに国内外でマクロビオティックやリビングフードなど自然食を専門に勉強する。2004年に自身の病気を食事で克服した経験を基に「日本リビングフード協会」を設立。現在は協会や料理教室を通じ、リビングフードを中心とした健康的な食生活とライフスタイルの普及活動に努める。実例豊富なわかりやすいセミナーに定評あり。現在はアメリカのニューヨークに在住。

日本リビングフード協会代表、日本橋三越カルチャーサロン講師、読売文化センター講師、財団法人柏会理事、公益財団法人日本環境教育機構評議員、東京家政大学大学院人間生活総合学部健康栄養科研究員。

【日本リビングフード協会HP】
http://www.livingfood.jp

【ブログ】
http://ameblo.jp/liveggies/

 

いとうゆきのアメリカ最新スーパーフード事情

【第2回】アメリカのパンケーキ事情

皆さんは、私が監修をしているフレッシュネスバーガーのスーパーフードスムージーとグリーンパンケーキはもう召し上がっていただけましたか?
こちらはDICスピルリナを使ったメニューで、朝11までのモーニングメニュー「F朝」の看板メニューとして今年4月から販売をしているのですが、おかげさまで大変売れ行きが好調とのことです。

スピルリナスムージー

日本ではパンケーキがブームになっていますが、アメリカにおけるパンケーキは朝食の定番のひとつです。

ニューヨーク証券取引所で働くエリートサラリーマンのマットさんに「どんなパンケーキを食べるの?」と聞いてみると、「うちは小さい子供がいるから生クリームとフルーツをたっぷりのせるよ」とのこと。朝食風景をのぞかせて頂いたら、出勤前のマットさんは3人の子供たちに囲まれながら賑やかに食事中。在宅でシステムエンジニアの仕事を請け負う奥様のサラさんもゆっくり落ち着いて食事はしていられない様子。
これではパンケーキなんて焼くのは至難の業じゃないかしらと思ったら、さすが電子レンジ大国のアメリカ! サラさんは既に焼成されて電子レンジで温めるだけの冷凍パンケーキを使っていました。

ちなみにマットさん家族はスピルリナは食べたことがないと言っていたので、試しに子供たちにスピルリナ入りのスナックを渡ししたら、これが大当たり。初めてのスピルリナにも関わらず、大喜びで食べてくれました。

イエール大学大学院でアートを専攻したカップル、ビルさんとエツミさんは、もともと倉庫だった建物を自分たちで手直しして素敵なアパートに仕立てて暮らしています。素敵なダイニングキッチンでどんなパンケーキを食べるのかを見せてもらうと、健康志向のお二人だけあってパンケーキにサラダを添え、ビルさんのご出身であるカナダ産の良質のメイプルシロップをかけていました。「アメリカで売られているメイプルシロップは混ぜ物が入った偽物が多いのよ」とエツミさん。本物のメイプルシロップはコクと香りが全然違います。

ビルさんはアーティストだけあって、手先が器用で想像力が豊かなため、料理が得意。スピルリナのパウダーをお渡しすると、食卓に置いてあったバナナと豆乳を使って即興で手際よくオリジナルのスムージーを作ってくれました。なんて格好いいのかしら!

では、お店で出されるパンケーキはどんな感じでしょうか。午前8時~深夜1時まで営業しているブルックリン・グリーンポイント地区のアメリカン・レストラン「ファイブリーブズ」が朝食メニューに出すのは、ボリューム満点のリコッタ・パンケーキ。リコッタチーズを練り込んだ生地を厚めに焼きあげ、フレッシュなバナナとブルーベリー、イチゴをたっぷりのせています。外はサクッと中はしっとりした食感。日本人だと男性でも1皿を食べきれないほどのボリュームです。ピュア・メイプルシロップをかけて召し上がれ。ブルーポイントはアーティストに人気のエリアで、お客様は男女ともにさりげなくオシャレな雰囲気でした。

マンハッタン・トライベッカ地区にあるアメリカン・レストラン「ザ・ビガー・プレイス」のパンケーキは、バナナやブルーベリー、イチゴなど好みのフルーツを生地と一緒に焼き込んでいます。ベリー系のフルーツは熱すると甘味よりも酸味が際立ち、意外にもさっぱりとした風味のパンケーキになります。生地はどちらかというと薄めで、しっとりとした仕上がりです。トライベッカは高級マンションが多く、街全体がハイソな空気に包まれています。ザ・ビガー・プレイスは非常にカジュアルな店ですが、お客様は落ち着いた感じの人が多かったです。
どちらの店もドリンクメニューに手しぼりオレンジジュースと自家製レモネードがのっているところにアメリカン・レストランっぽさが感じられます。

「ファイブリーブス」 Five Leaves
18 Bedford Avenue, Greenpoint, Brooklyn
http://www.fiveleavesny.com/

「ザ・ビガー・プレイス」 The Bigger Place
61 Warren Street in the Tribeca
http://www.thebiggerplace.com/